2014年4月27日日曜日

玄箱pro再生



玄箱proはアマゾンで3900円でゲット。
HDDはデスクトップ更新のときに外した500GBのSATA。chkdskで不良セクタも見つからなかったのでそいつを利用。

LANにつないで電源入れてもネットワーク上から見つけ出せない。IPアドレスが見つからない。
マニュアル本ゲットして調べても解決策が見当たらず、どうも前の持ち主がいじってひねくれた状態になっている個体らしい。ネットで調べ、すでに出回っていないらしい専用シリアルコンソールキットではなく、その汎用品のSCON-KIT/GPを入手。

玄箱はすでにシリアル用スルーホールにコネクタは取り付け済み。やっぱりいろいろいじり倒された玄箱さんだったのだね。ただ、接続キットはどうやってつなげるんだ?
 キットのRxD/TxDと本体にプリントされているRDX/TDXとを逆につければよいらしいとネットにあったので試す。GNDはGND、VCCはつながずに遊ばせておく。RxD/TxDは「受信」と「送信」の信号端子ということで、考えてみればシリアルなんだからアースのほかに信号線一本あればシグナル送るのには十分か。そういえばPC側のインターフェイスはUSB。ユニバーサル『シリアル』バスだから、これもシリアル接続でうまくできてるわけだ。
 ネット情報を頼りにXPのハイパーターミナルを立ち上げ、シリアル接続キットのドライバ(接続用のマイコンは単純に増幅してるだけらしい?)は玄人志向のHPから落としてきたもの、インストーラーつきでインストール。はじめは新しいCOMポート(USBポートが成り済ましてるわけかな)が開かず、「???」だったが、USBはめ込みなおしたら無事COM7が開き、しかし流れ出した文字は化け化け。通信速度を早くすると直るってんで115200とかに変えてみたら、感動の文字表示。

 表示される内容を見ていると、どうもネットワークへの接続を試みては失敗してやり直しているらしい。接続トライとタイムアウトのメッセージを繰り返している。
ctrl+cでブレーク信号を送ればコンソールからのコマンドが通る状態になることを知ったのはもう少し後。はじめは電源ボタン長押し→OFF→再起動→起動時のhit any key云々のメッセージのときにキーを押してブレークするやり方。メッセージ+3カウントダウンは2回出るが、一回目のメッセージでキーを押すとtFTP経由での起動で、tFTPつないでいないので当然『ピーッ!ピーッ」と騒ぎ始める。そうなったとき電源ボタンを短く一回押すと音が止むことも後から知った。

 メッセージのログを見るとno system fileとかいうのがあって、どうやらフラッシュロムが書き換えてあって(?)デフォルトのシステムが消えている疑惑。マニュアル本とネット情報でフラッシュロムの初期化やってみた。

 玄箱本体とPCとは、シリアル接続キットとLANケーブル(tFTPでつなぐ)で二重に接続するらしい。かつPCのIPアドレスを一時的に固定(192.168.11.1)するらしく、はっきりいって面倒。でも遣らないわけにいかないし。
 フラッシュロムのイメージは玄人志向のページからダウンロード。tFTPはフリーソフトの中から適当に一番メジャーそうなやつ(Poor TFTP Server for WIN32)を落としてきて解凍→起動。フラッシュロムの圧縮ファイルに入っていたpdfに初期化の手順があり、それに従って初期化。

tFTPでつなげとけば本体はtftp起動(一回目のピッ)でpcにおいといたイメージから起動?その上でハイパーターミナルからログイン(root-kuroadmin)してフラッシュロムを書き換え。DONEが出たので書き換えはできたらしい。
しかしtFTPのケーブル外して立ち上げようとすると、やっぱりシステムがないとか言って立ち上がらず。ここにいたり環境変数が違ってるんじゃないか疑惑。
ネットで「ただしい」環境変数のセット例をみつけ、自分の玄箱の環境変数をprintenvからこぴぺしてプリントしたのとを見比べると、bootargとかが違っていること発見。セット例に載っていた環境変数設定コマンドの一群をまとめてコピペでハイパーターミナルにぶっこんだらちゃんとコマンド通ったらしく、ついでにハードディスクも『パーティション』の破壊かけといて再起動。
なんだかピッピコピッピコ騒ぎながらも起動に成功のようで、いままで本体背面のハードディスク初期化ボタンを押してもうんともすんとも言わなかったのが、ピッとかいって、正面のアクセスランプもそれらしく点灯。
vine linux機から『サーバーに接続』で『windows共有』→『kurobox-pro』って玄箱pro捜すとものの見事にウインドウが開いて共有ディレクトリが表示された。
退避させておいたデータを書き戻してサーバー環境復活。めでたしめでたし。
ここに至って、フラッシュロムの初期化は果たして必要だったのかという疑問は湧くが、そのプロセスを試みたがゆえにtFTP起動を試すことになり、本体がちゃんと起動するものであることを確認できた。環境変数の書き換えやハードディスクのパーティション破壊も本体のシステムが起動しないうちはどうにもならなかったわけで、手順としては必要なプロセスだったのだろうということで一応納得。

参考にさせていただいた情報HPは以下

玄箱-pro


環境変数初期化






参考にしたマニュアル本
『玄箱PROで遊ぼう!!』

1 件のコメント:

  1. 懐かしかったです。当方平成元年よりしばらくインテル8086のアセンブラプログラマーとしてシステム会社で働いていました。よってそれよりパソコンびたりです。懐かしの玄人志向を拝見し自作パソコンが現在も存在していることを知り為になりました。当方自作は能力不足で挫折してしまい、現在ウィン7に凝っております。なおウィン10は未だ使いこなせません。

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